【保険の豆知識】コロナ保険の現在は?加入はアリ?ナシ?

資産防衛
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最近、保険会社から「コロナ保険」を勧められたし、加入しようかしら

クロワッサン
クロワッサン

ちょっと待って!

加入する前によく検討して!

2022年初旬から人気を博したコロナ保険

改正を繰り返し、最近では影を潜めつつあります

現在はどのような保険になっているのでしょうか

加入余地があるのか否かも含めて解説していきます

コロナ保険の現在は?

コロナ保険とは?

コロナ保険は新型コロナウイルスの感染拡大から保険会社が提供し始め、当初はそのお得な内容から人気を博した保険商品です

2022年1月頃

当時のコロナ保険を提供していた3社の内容をまとめていきます

太陽生命
  • 条件:コロナ陽性で入院
  • 保障:一時金10万円
  • 掛金:月500円〜
  • 加入期間:3ヶ月
第一生命
  • 条件:コロナ陽性と診断
  • 保障:一時金10万円
  • 掛金:890円
  • 加入期間:3ヶ月
PayPay保険
  • 条件:コロナ陽性と診断
  • 保障:一時金10万円
  • 掛金:月500円〜
  • 特典:決済額の1%をポイント付与

さて以上の内容がコロナ保険初期の内容です

低価格で一時金10万円とは魅力的な保険ですね

しかも感染が流行時期というのにも関わらず「診断されたら」一時金を支給されるとなっては人気が高まるのも納得ですね

2022年5月頃

さて感染者数も増え保険金の支給額が増加してくると、保険会社は保険料の引き上げに踏み切りました

また、支給額を減額したり条件を厳しくする状況となりました

太陽生命
  • 条件1:コロナ陽性で入院
  • 条件2:単体の加入不可(入院補償の医療保険にオプションとしてのみ加入可能)
  • 条件3:加入後10日経過で適用
  • 保障1:一時金10万円→保険料は1320円
  • 保障2:一時金4万円→保険料は月528円〜
第一生命
  • 条件1:コロナ陽性と診断
  • 条件2:加入後14日経過で適用
  • 保障:一時金10万円
  • 掛金:5750円
  • 加入期間:3ヶ月
PayPay保険
  • 条件1:コロナ陽性と診断
  • 条件2:主婦(夫)、育休・産休中は加入不可
  • 条件3:加入後14日経過で適用
  • 条件4:対象業務が指定(加入者の職業により加入の可否が決まる)
  • 保障:一時金5万円
  • 掛金:月1500円〜
  • 特典:決済額の1%をポイント付与

一時金の金額が減ったり、条件がいくつか追加されていますね

保険料も元の倍以上の金額となっています。

これは感染症拡大による保険会社の保険金を支払う件数が増えたからです

保険会社も営利企業ですから、支出が増えるのであれば収入を増やさなければなりません

この値上げや内容の変更は仕方のないものですね。

2022年9月頃

2022年9月26日以降の感染の場合、取り扱いが大きく変更となりました。

これまでは入院時の保障はホテル療養等でもみなし入院とされ、一時金が支払われていました

しかし9月26日以降は以下の場合に限り支給されることとなります

・65歳以上の方
・入院を要する方
・重症化リスクがあり、新型コロナ治療薬の投与または新型コロナ罹患により新たに酸素投与が必要な方
・妊娠中の方

かなり条件が厳しくついています。

地域によっては、療養証明書の発行条件を上記のものにしている所もあります

保険会社では支払い請求に必要な書類として、この療養証明書等を必要としている所が多いようです

太陽生命
  • 条件1:コロナ陽性で入院
  • 条件2:単体の加入不可(入院補償の医療保険にオプションとしてのみ加入可能)
  • 条件3:加入後10日経過で適用
  • 保障:入院一時金10万円
  • 保険料:230円(オプションの料金)
  • ※入院一時金保険とセットになるため保険料は最低でも月に約1200円〜
第一生命
  • 販売停止(2022年10月9日時点)
PayPay保険
  • 販売停止(2022年10月9日時点)
  • ※ 2022年8月4日から停止中

入院に対する支払い条件が厳しくなっただけではなく、販売停止までする会社もあります

クロワッサン
クロワッサン

公式ホームページでは、感染者拡大が原因と記載されているよ

加入はアリ?ナシ?

私の結論から言うと、加入はナシです

と言うより、現在のコロナ保険は随分とコスパの悪い保険になってしまったので、あまり魅力的ではありません。

保険料や詳しい内容については、各社へ問い合わせ・ホームページの確認をしてみましょう

加入ナシの理由

加入をオススメしない理由は、

・保険料が割高

・支給条件が厳し

・ワクチン接種や予防対策が進んでいる

・健常者であれば治療費自体はそこまでかからない

と言う所です

健常者であれば、多くの場合少し酷い風邪レベルであったり、無症状だったりします

私も感染経験がありますが、ほぼ無症状でした

その場合、治療費が対してかかるわけでもないので、金銭的に困ることはありません

保険が出始めの頃のように、簡単に一時金が支給されて保険料も安くてラッキー!と言う状況ではないので、加入の必要まではないかな。と言う感じです

加入を検討してもいい

加入を検討する場合、

・重症化リスクがある等、現在の支給条件に当てはまる

・現在加入している保険と重複しない

というケースの場合には加入を検討してもいいかと思います

すでに入院や感染症に対する保障が出る保険に加入しているのに過剰に加入する必要はありません

不安な方はまず、ご自分の加入している保険の内容を確認してみましょう

ちなみに、保険会社によっては通常の医療保険に「特定感染症」として内容が追加になっており、個別に加入する必要がない場合もあります

未加入の場合の対策

従来の医療保険対策と同様、貯蓄で備える方法でも構わないと私は思います

例えば、入院が仮に長引いたとしても月の医療費には上限があります

30代の年収500万円を目安とすると月に8万円程度

この金額が貯蓄で賄えるのであれば、仮に治療が高額な場合でも金銭的には困ることはないですね

ご自身の身体や、生活状況に合わせて検討してみましょう

まとめ

2022年初旬では魅力的だったコロナ保険ですが感染の流行とともに改正を繰り返しました

最近では条件が厳しくなり、保険料も上がるなど加入するにはハードルの高い商品となりました

私の結論としては、加入はナシ

しかし、支給条件を満たしたり、現在加入している保険と重複しないのであれば検討してみてもいいかと思います

その場合も医療費の上限等公的保障をベースに検討していきましょう!

この記事が保険見直しの参考になると嬉しいです

最後まで見ていただき、ありがとうございました。

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