こんにちはクロワッサンです
私の夫は現役の地方公務員!
そんな夫の年金って将来いくら貰えるんだろう?
老後の備えをするにも、年金額が分かったほうが良いよね。
という事で!今回は意外と複雑!公務員の年金額について解説していきます
いま50代の公務員の年金はいくら貰える?
公務員の年金は3階建となっています
個人年金を除くと以下の3つが、将来貰える年金になります
1階部分:老齢基礎年金
2階部分:老齢厚生年金
3階部分:年金払い退職給付
3つの合計額って意外と自分で調べるのは面倒ですよね
それでは早速、モデルケースを使って紹介します
職 業 :地方公務員
年 齢 :50代
勤務年数:約38年間(22歳〜60歳)
※平成7年頃に就職と仮定
年 収 額 :500万円前後
生活状況:老後の生活は夫婦二人
このモデルケースの場合で将来貰える年金額(試算)は、
年間 約276万円
(月額 約23万円)
となります。
いくら3階建とはいえ豊かな生活をするには少し足りない金額です
個別に貯蓄や年金を準備しておく必要がありそうです。
それでは、それぞれの目安となる金額についてサクッと解説していきます
老齢基礎年金(国民年金)
国民年金の令和3年度の満額は年78万900円でした
※令和4年度は減額(0.996%)しています
令和4年度の満額は年約77万7800円となります
日本年金機構ホームページ(令和4年4月からの年金額等について)
月に換算すると約6万5000円ほど
ただ、この金額は国民年金保険料を20歳から納めていた場合の金額
未納の時期があって追納していない等の場合、減額されてしまいます
未納のチェック方法は?
未納時期が直近であれば毎年、誕生日月(誕生日が1日の方は前月)に届くねんきん定期便を確認しましょう
過去に遡って詳しく確認したい場合にはねんきんネットで確認しましょう
老齢厚生年金
厚生年金は意外にも制度の変更や給与に関する改定があっており計算方法が複雑です
平成15年3月31日に年金の額等の改定
その前後に加入していた期間によって金額が変わるので厄介です
今回は2022年時点で50代の公務員を例に計算しました!
金額は、厚生年金が年約135万円
月に換算すると約11万円でした!
※詳しい計算方法は以下のとおり
平成7年4月から平成15年3月までの期間(平均給料月額:28万円)
28(万円)×(7.125÷1000)×96(月)=19万1520円
平成15年4月以降(給料とボーナス等の合算額を月で割った額で平均給与月額59万円)
59(万円)×(5.481÷1000)×360(月)=116万4164円
年金払い退職給付金
年金払い退職給付制度とは在職中に積立てて将来年金として受取る制度です
受け取り方は一時金、10年、20年の3種類から選ぶことができます
ただし、金額の半分が終身年金、半分が3種類の受取り方が選べる有期年金となります
平成27年に厚生年金が一元化され、年金払い退職給付制度も新設されました
それまでの期間には職域年金というものがあったので、その部分も併せて計算していきます
では貰える金額の合計ですが、年約24万円でした!
月に換算すると約2万円になります
詳しい計算方法は以下のとおり
職域年金(平成15年3月まで)
28(万円)×(1.425÷1000)×96(月)=3万8304円
職域年金(平成15年4月から平成27年9月まで)
59(万円)×(1.096÷1000)×150(月)=9万6996円
年金払い退職給付(平成27年10月以降)
59(万円)×0.001096×210(月)×0.8(2割抑制額)=10万8635円
配偶者の加給年金
忘れてならないのは配偶者の年金です
令和4年改定分の加給年金は年38万8900円です
月に換算すると約3万2000円
年金を貰う年齢で子供が18歳未満であれば子の加算もあります
1〜2人目 各22万2300円
3人目以降 各7万4600円
※18歳到達年度の末日までの間の子、又は1級・2級の障害の状態にある20歳未満の子
まとめ
今回紹介したのは、今50代の方が貰える予定の年金額についてでした。
基礎年金 年77万7800円
厚生年金 年135万5684円
年金払い退職給付 年24万3935円(旧職域年金含む)
配偶者加入年金 年38万8900円
公的年金でこれだけの補償があるのはありがたいです
しかし、ゆとりのある生活をするには個人年金や貯蓄で備える必要があります
iDeCoは非課税で運用出来る個人年金に特化した制度なのでオススメです
運用期間が短い方は固定費等を見直して最後の貯蓄に臨みましょう
最後に、お金の寿命だけでなく、身体の健康寿命も大切です
健康がなければ金銭的に余裕があっても楽しみは少なくなります
ぜひ健康も意識して資産の見直しもしてみてください!
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