こんにちはクロワッサンです
私の夫は現役の地方公務員
今回はそんな夫の頼れる上司(ベテラン地方公務員)に教えていただいた考え方になります
生命保険「最低限」という考え方
生命保険に加入する時にこんな悩みはありませんか?
必要な補償っていくらだろう
どのくらい加入すればいいのかな
自分や家族にとって必要な補償がどのくらいか知らないことには加入なんて検討できません
ではどうすればこの悩みは解決するの?
結論から言うと「自分の最低限を把握」すると無駄のない加入ができます
また、この考え方で加入すると自ずと家庭にとって必要な補償金額の「底」も知ることができますよ
では、詳しく解説する前に大事なポイントを3つ紹介します。
自分の「最低限」を知ろう
最低限の考え方
定期的な見直し
この3つのポイントで生命保険の考え方について詳しく解説していきます
順番に解説していくよ
自分の「最低限」を知ろう
生命保険に加入するのに「最低限」ってどう言うこと?とお思いかもしれません
簡単なことです
今の自分に必要な補償を把握するんです
みんなしているようで出来ていないところだよ
ここで気をつけたいのは「最低限かどうか」です
底を見る
まず大事なのはこの補償がないと生活できないよ!と言う底の基準を見ることです
多くの人は必要補償額を「このぐらいあれば大丈夫だよね」といった安心感が得られる範囲を目安として考えています
「必要な補償で」と言っているのに目安がフワッとしているので、正直この状態では自分の必要補償額を把握できているとは言えません
まずは自分が亡くなった時の事を考えて、年金や残された家族の給与でどの程度、生活ができるかを洗い出してみましょう
例えば、生活費が月25万円(学費含む)の場合
仮に遺族年金等で月15万円貰うと、残りの10万円を補助する金額がないと今までの生活はできません
ここの「月10万円」の部分が底のラインです
この時、子供が0歳で18歳になるまではこのラインを維持したいとします
不足する金額は年間で120万円(不足の10万円×12ヶ月)ですから、120万円)×18(年間)=2160(万円)が働く人が亡くなった場合の最低限必要な金額(底)となります
あくまで参考例ですので、実際にはもう少しお金がかかる場合が多いです
人を見る
底の見方が分かったところで、今度は人の番です
基本的には生命保険ですので、残された家族のためのお金になりますね
ここで大事なのは「誰に残すお金なのか」です
ここをとりあえずとか、なんとなくで決めている方が多いように思います
親なのか、妻なのか、子供の有無によっても大きく必要額は変わってきます
誰に残すお金なのか、的を絞ってみると先ほど紹介した「底」がさらに小さくなってきますよ
最低限の考え方
では次に生命保険に加入する際の「最低限」の考え方について解説していきます
分かりやすくモデルケースを使っていきます
モデルケース:30代夫婦(夫/会社員、妻/専業主婦)子供1人
ケース1:夫が死亡した場合
大黒柱が亡くなった場合、収入が途絶えてしまいます
遺族年金がもらえるとはいえ、元のような生活水準では立ち行かなくなってしまいます
子供が小さければ妻が働けるかどうかも怪しいですし、生活環境によっても差が出るところです
であれば、万が一に備えた補償は必要になってきますよね
つまり、このケースでは「夫が亡くなった場合には補償が必要」ということになります
ケース2:妻が死亡した場合
では次に妻が亡くなった場合はどうでしょうか
妻は専業主婦だったので、収入に変化はありません
子供を預けたりすると出費は生じますが、生活が立ち行かなくなるほどの大きな出費ではありません
大人一人分の出費が減ることや、他でやりくりすれば影響を少なく抑えることができます
いわゆる、ひとり親家庭の場合ですね
この場合ですと、補償があると便利ですが無くても生活自体に支障はありません
と言うことでこのケースでは「妻が亡くなった場合には補償は不要」となります
※あくまで「お金」の事を重点に置いた場合の「最低限の補償」についてです
ケース3:子が死亡した場合
子が亡くなってしまった場合、お金の話だけをするならば収入に変化がないため「補償は不要」です
主な収入のある者のみ加入
先ほど解説した内容を踏まえて整理すると、生命保険での最低限という考え方は「主な収入のある者のみ加入する」となります
理由としては3つ
・収入が元々無い者が亡くなっても世帯の収入に変化はない
・主な収入源をカバーできる補償があれば十分
・主な収入のある者意外にかける必要性がない
冷たい言い方にはなりますが、お金に困らないケースに当てはまる人は生命保険に加入しておく必要がないという事です
その分の掛金を貯めて、家族との食事や旅行に使う方が有意義かもしれませんよ
定期的な見直し
では最低限の考え方が分かったところで、その後の事について解説します
ただ最低限の加入をしたからといって、それが最適とは限りません
人の生活環境は毎年変わっていくので、変化に応じた加入方法を常に選ばなければなりません
専業主婦だった妻が仕事を始めて収入を得るようになれば、必要な補償額を減らすというのもアリです
極端な話、夫に生命保険をかけていたけど妻の収入が夫を超えた場合には、生命保険を妻に付け替える必要性も出てくるかもしれません
どちらかが亡くなっても一方で生活が十分に出来る収入があるのであれば保険自体、加入の必要はない場合だってあります
一度に夫婦ともに亡くなった場合に備えて、子供に対する補償のため保険に加入する手もアリです
その時の生活環境に応じて、定期的に見直しをしていきましょう
上司からのメッセージ
生命保険に「最低限」の補償で加入するという考え方を紹介してきました
この考えを教えてくれた方も最低限の加入をしています
しかし、注意してほしい点もあるようです
リスクに備えるという本来の目的を忘れない
加入は必要だけど節約する事ばかりを考えていると、本来加入する際の目的を忘れがちになります
それぞれ自分に合ったリスクに対して、向き合い備えることが大切です
身体の弱い体質や体調を崩しやすい環境で暮らしている等、人の数だけリスクはあります
加入を決める前に、もう一度本来の目的を思い出して家族で満足のいく内容にしておきましょう
まとめ
いかがでしたでしょうか
今回は生命保険に加入する際の「最低限」という考え方について紹介しました
私も最初は、自分の必要な補償額が分からず保険のパンフレットを参考に加入していました
しかし最低限の考え方を教えてもらってからは、しっかりと自分に必要な補償を把握した上で加入することができるようになりました
今の自分を知ることは将来設計をする上でも非常に重要となってきますので、皆さんも生命保険に加入される際には「自分の最低限」を把握することから始めてみましょう。
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