こんにちはクロワッサンです。
皆さんが病院で治療を受けるときに提示する保険証
一度にかかる自己負担額を安くしてくれる大事な証明書です
もし、これがなかったら全額自己負担なんてことも・・・
今回は、意外と知らない保険証の使えない場合について紹介します
ぜひ最後までご覧ください
保険証が使えない場合とは
保険証が使えない又は適用が制限される場合は次のとおり
以上が主な保険証が使えない場合と制限される場合です
こんなの普通の人には関係ないよ!
と思うのはまだ早いです
その理由も含めて順番に解説していきます
※詳細は自治体ホームページや職場の担当者にお問合せください
※特に公務員等の共済組合員の場合、それぞれで利用できない場合が定められています(内容はほぼ変わりませんが)
保険証が使えない具体例
保険証が使えない場合の具体的なケースを紹介していきます
なお、自治体等で定められている基準によっては、記事内容と異なる可能性があることをご承知おきください
予防・疲労回復
具体的にはインフルエンザワクチン等の予防接種が含まれます
その他、健康診断や疲労回復のための整体等があります
整体・整骨院、柔道整復師
肩こりや怪我の治療後の慢性的な慢性的な痛みの緩和では保険の適用はできません
整骨院等の受診をする際には、保険適用なのかしっかり確認しましょう
保険証の適用が可能な場合
・打撲や肉離れ等
・脱臼や骨折等(医師の同意が必要)
・ぎっくり腰等の負傷部位が明確なもの
保険証が適用されない場合
・肩こりや腰痛等
・過去の怪我等の後遺症
・同時に柔道整復師の利用や医師の治療を受けている
辛い肩こりや筋張った痛みで受診する場合には、よく検討する必要がありますね
公務員の内、警察や消防といった方は訓練中の怪我が生じやすい傾向にあります
多少の怪我や長引く痛みによって受診し、初めて組合員証(保険証)が使えない事を知る方も多いようです
美容整形
そのままの意味になりますが、美容目的で整形の手術や処置を受けても保険証は使えません
なので、安く済ませるために海外での手術を利用するケースもあります
ちなみに視力回復のためのレーシック手術についても、保険証が使えません
このあたりは、必要かどうかは個人の自由なので必要な場合には予め資金の準備をしておきましょう
正常な妊娠・出産等
通常の妊娠や出産には保険証は使えません
出産には平均40〜50万円かかると言われていますが、出産育児一時金という給付金が42万円(2022年10月時点)出るため、すでに自己負担額の軽減措置が図られています
経済的な理由から中絶手術を受ける場合にも保険証は使えません
自治体によっては、妊娠・出産への独自の支援があります
ぜひ一度住んでいる自治体のサービスがあるか確認してみてください!
公務員の方は限度額認定証を予め申請しておくか、出産後に職場で手続きすることで窓口での支払いが自己負担額だけで済みます
先進医療
先進医療は重粒子線ガン治療といった数百万円もする高額な治療もあります
しかし、全額自己負担の治療とはいえ、その治療を受ける確率は非常に低いです
先進医療を取り扱える病院も限られ、治療法も限られています
病気や怪我で一発目から先進医療を使うなんてことは、まず考えられないので保険や貯蓄で備える分野となります
先進医療の保険は医療保険等に低価格でオプションとして付けられます
興味のある方は自分の加入する保険にもオプションがあるか確認してみましょう
公務員の加入できる共済保険においても、オプションで割安な補償に加入することができます
しかし、共済保険の場合は複数の補償がセットになったものも多く、浅く広い補償内容となりがちです
勤務中の怪我・病気
民間であれば労働災害として扱われるのであれば、労災保険が適用されるため保険証を使う必要がありません
公務員であれば、公務災害として扱われます
地方公務員の例では、治療費等は地方公務員災害補償基金から給付されるため保険証は使えません
しかし、誤って先に保険証を使って治療を受けてしまうケースもあります
その時はまず、病院側に事情を伝え保険証(健康保険)から労災保険への切替えが出来るか問い合わせてみましょう
職場の担当者に対応してもらうのがベストですが、知識としては知っておいて損はありません
保険証が制限される具体例
喧嘩や犯罪が関係するもの
喧嘩や故意の犯罪での怪我等は保険証が適用できなかったり利用が制限されてしまいます
他にも酒に酔った状態での怪我についても同様ですね
また、警察官や市役所員等で犯罪現場や窓口で泥酔者・犯罪者によって怪我を負わせられた場合には、先ほど紹介した公務災害の方が適用されます
飲酒運転等で事故
飲酒運転や悪質な交通違反による事故でも適用できなかったり利用の制限があります
任意保険の会社によっては事故の保険自体も使えなくなるリスクもあるので注意しましょう
運転手の過失(不注意)が極端に大きなものは、犯罪としての罰則も厳しくリスクが非常に高いです
詐欺や不正な目的
いわゆる保険金詐欺等の目的です
紛らわしかったり、保険金を多くもらおうと誇張した表現等は止めましょう
具体的な内容としては、軽い事故を繰り返し「怪我をした」という名目で保険金を騙し取るケースがあるようです
当然、発覚して仕舞えば犯罪ですし保険会社からの支払いもされなくなってしまうケースもあります
医師の指示に従わない
医師の指示があっているのに従わず怪我や病状が悪化したとしても自己責任が問われる可能性があります
例えば、処方された薬を服薬しなかった場合や、安静が必要な状態であったにも関わらず激しい運動をした場合等があります
民間療法で薬との相性が悪く副作用が出たりするケースもあります
医師の指示以外で行動する場合には一度主治医に相談してみることをオススメします。
保険証と組合員証
保険証には別の呼び名も存在する事はご存じですか?
一般的には保険証の呼び名が聞き馴染みがあります
しかし、共済組合に加入する人が持つ保険証は組合員証と呼ばれます
ややこしいですが、機能は一緒ですのであまり気にする必要はありません
ちなみに公務員の場合は共済組合に加入のため、組合員証を持つこととなります
まとめ
いかがでしたでしょうか
今回は意外と知らない保険証が使えない場合について紹介してきました。
特に整体や整骨院を受診する可能性ってありますよね?
私自身、骨盤のズレや肩こりで利用したことはありますが、確かに保険証は使えませんでした
普通の通院感覚で通っていると痛い出費になるかもしれません!
頻繁に利用する場合には、料金設定等をしっかりと把握した上で利用を検討しましょう
皆さんの家計が少しでも良くなりますように。
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