地方公務員の退職金はいくら貰えるの?【オススメの貰い方・老後対策】

公務員の教科書
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公務員の年金っていくら貰えるんだろう?

貰い方や、使い道ってなかなか想像つかないですよね

この記事では公務員の退職金の額とオススメの老後対策について紹介していきます

公務員はもちろん、そのご家族もぜひ最後までご覧ください。

地方公務員の退職金はいくら貰えるの?

早速、公務員の退職金について紹介していきます

平均的な退職金(定年退職)
  • 国家公務員 約2100万円
  • 地方公務員 約2200万円
クロワッサン
クロワッサン

お!結構貰えるんだね

総務省:給与・定員等の状況「退職手当の支給状況」参照

市区町村別の公務員だと約1800万円と他の公務員の職種に比べるとやや低めになるようです。

国家公務員の場合、早期退職(応募認定退職)を選択した場合には退職金が上乗せされるため平均的に約2200万円となるようです

アガルートアカデミー:国家・地方公務員の平均退職金

退職金は何に使ってる?

では退職金は何に使うのが一般的なのでしょうか

主な使い道としては、

・老後の蓄え

・住宅ローンの支払い

が多いようです

クロワッサン
クロワッサン

何かそんな気がしたよ・・・

老後に車を買ったり、趣味に使うことを夢見ている退職前の方もいますが、多くの場合には自由に使えるお金は少ないようです

そもそも現在の日本では年金だけでは生活は苦しい現状にあります

老後の生活は貯蓄で補完されているのが現状で、老後の備えが不十分だと豊かな生活は送れないでしょう

オススメの退職金の対策法

貰う時やiDeCo等との関係は?と疑問に思う方も多いはず!

定年時期が60歳から65歳へと伸びていますが、健康上の理由や家庭の事情で早期退職される方も出てくると思いますので、今のうちに予習しておきましょう

では、私的にオススメな退職金の対策について紹介していきます

貰い方

退職金は当然、税金がかかってきますがある程度控除されます

しかし、私的年金等と併せて金額が大きくなるようであれば、私的年金を「一時金」として受取るのは避けた方がいい場合もあります

↓詳しくは以下のとおり

退職所得控除

☆勤続年数20年以下

勤続年数×40(万円)←80万円未満は80万円で計算

☆勤続年数20年以上

(勤続年数-20)×70(万円)+800(万円)

仮に勤続年数が35年で退職金2000万円だった場合

2000万円(退職金)ー1850万円(控除額)=150万円(課税対象)

という感じになります

残った金額が課税対象となり、ほとんど控除されているのが分かりますね

しかし、ここで注意が1つ

貰うお金はこれだけですか?

積立保険や一時金で貰う年金があると、ここに金額がプラスされてしまい課税対象となってしまいます

退職金が多い場合には、その他の年金や一時金で貰う予定の保険等は「〇〇年払い」や時期をズラす等しておきましょう

iDeCoは?

iDeCoは原則60歳から貰うことが出来るようになります

貰い方は年金一時金と選ぶことができます

退職金含め、課税されてしまう金額が多くなりそうな場合には時期をズラして年金として受取るのも一つの手です

使い道

私的にオススメな退職金の使い道についても紹介します。

タイプ別に分けていますので自分に合うタイプを見つけて見てください!

老後の備えは十分タイプ

老後の備え(貯蓄)が既に十分な方は、

・そのまま触らず生活費用に貯める

・リスクを抑えた運用

がオススメです

既に備えがあるので無理をせずとも生活は出来ます

リスクを取らずにのんびり生活するも良し、リスクを抑えた運用でさらにリターンを狙っても良いでしょう

リスクを抑える理由は2つ

・リスクをとる理由がないこと

・収入が減り損失を埋められる機会がないこと

になります。

仮にハイリスクの投資をしてマイナスになった場合、現役世代ならまだしも老後になってからでは取返しがつきません

無理にリスクを取るよりも堅実性が物を言う年代なので、しっかりとリスク管理を心がけましょう

老後の貯蓄少ない

老後の貯蓄がない場合には、退職金はそのまま貯蓄へ回しましょう

仮に老後85歳まで生きるとして生活費が月に28万円として計算して見ましょう

60歳から85歳までで約8400万円必要になります

公務員・会社員の場合、基礎年金と厚生年金で仮に月18万円貰うとします

17(万円)×12(ヶ月)×25(年)=5100万円

生活費8400(万円)−年金5100(万円)−退職金2000(万円)=1300万円

つまりは退職金をフルに貯蓄に回しても1300万円足りないことになります

反対に言えば1300万円以上の貯蓄か、生活レベルを落とせば十分に生活できる範囲になります

※ 長生きのリスクもありますので人によるところが大きいですが・・・

老後の貯蓄が少ない人は、その後の生活費に向け貯蓄するしか選択肢がないでしょう

自分の生活レベルや貯蓄に応じた対策を取りましょう

注意が必要な使い方

さて大事な退職金ですが、注意したい使い方を紹介します。

不慣れな投資

一時的とはいえ、大金が口座に振り込まれますので金融機関からの案内がくることがあります

銀行等から紹介されるのは基本的に「資産を増やすため」の金融商品ですが、手数料も高く金融機関の提供する金融商品はオススメできません

また、投資話に乗って経験のない投資に手をつけ、大事な老後資金を溶かしてしまう方もいます

自分の知らないもの、不慣れな投資には十分に注意をしましょう

まとめ

今回は公務員の退職金について解説してきました。

公務員の退職金は約2000万円が平均した金額です

大きな金額のようで、長い老後を見据えると意外と使ってしまうような金額です

日本は現状として年金だけで豊かな生活は送れません

個人の貯蓄ありきの制度ですので、しっかり老後対策をとっておきましょう

最近では投資ブームが熱くなり若い内から準備を進める方が増えています

退職前だからといってお金の勉強をしなくていいわけではありません

しっかり金融リテラシーを高めて対策しましょう

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