こんにちは
公務員がほぼ強制的に加入している互助会
実際には得するの?と疑問に思われる方も多いはず
この記事では、互助会の掛金と給付金とを比較して実際に得をするのか損するのかを解説していきます
現在公務員の方や、そのご家族の方はぜひ最後までご覧ください。
公務員の互助会は実際に得する?損する?
公務員の互助会は実際どうなの?
得をするのか損をするのか。
結論から言うと、かなり損をします
では、どのくらい損をするのかを順に解説していきます
互助会の掛金
まず互助会の掛金ですが、2パターン紹介していきます
一つ目は定額制です
ひと月に1000円と掛金が一切変わらない場合です
二つ目は給料割合制です
ひと月の給料の〇〇%が掛金というように給料に応じて掛金が変わる場合です
計算条件
今回は分かりやすいように、
・25歳から60歳までの35年間勤めた場合
・定額制は月1000円
・給料割合制は基本給の0.8%で3年毎に給料が1万円上がったと想定
といった条件で計算していきます
定額制(月1000円)
1000円✖️12ヶ月=年間1万2000円
1万2000円✖️35年間=42万円
給料割合制(基本給の0.8%)
※25歳:基本給23万円からスタート
25〜28歳=66240円(掛金:1840円)
28〜31歳=69120円(掛金:1920円)
31〜34歳=72000円(掛金:2000円)
34〜37歳=74880円(掛金:2080円)
37〜40歳=77760円(掛金:2160円)
40〜43歳=80640円(掛金:2240円)
43〜46歳=83520円(掛金:2320円)
46〜49歳=86400円(掛金:2400円)
49〜52歳=89280円(掛金:2480円)
52〜55歳=92160円(掛金:2560円)
55〜58歳=95040円(掛金:2640円)
58〜60歳=65280円(掛金:2720円)
合計:95万2320円
定額制は42万円、給料割合制が95万円という計算でした
かなり差が開きましたね!
公務員の多くは給料割合制によるものかと思います
実際にご自身の掛金と見比べてみてください。
参考数値として算出しましたが、平均的な割合で計算しているので参考になるかと思います
(自治体等によって割合も変わりますが・・・)
給付金
では次に実際に受取ることのできる給付金を紹介していきます
※大まかにライフイベントで貰えるであろう給付金で計算します
※自治体等により給付事業の内容が異なりますので参考としてご了承ください
給付事業
・結婚祝い 2万
・銀婚祝い 1万
・出産祝い 2万
・入学卒業祝い 1万(小学校入学時と中学卒業時)
・住宅取得祝い 1万
・人間ドック助成 4万
・退職時返礼金 10万
さて、主に受取ることの出来る給付金を紹介しました。
仮に子供2人として計算すると総受給額は26万円になりました
その他に、死亡時に100万円や被災時に10万円のような給付金もありますが受給の確率としては低くなっています
実際いくら損するの?
掛金と給付金の金額を解説してきましたが、実際にはいくら損するのか数字で出してみましょう
月1000円の定額制
総掛金42万円ー受給額26万円=16万円の損
給料割合制
総掛金95万円ー受給額26万円=70万円の損
こちらもかなり差があります
もし得をしようとするなら、在職中の死亡時の給付金を得るしか方法が無いように思えます
なぜ損をする?
なぜ、ここまで損をしてしまうの?
理由は事業の維持のためです
互助会では給付金以外にも貸付や職員のための各種活動助成に使われています
具体的には利用施設の割引きやスポーツ活動の助成、資格取得費用の助成等があります
給付金以外でも間接的に給付を受取っている可能性もありますね
個人の利益というよりも職員全体の利益を考えて運営されているので仕方がないように思えます
反対に、個人が得をしてしまえば給付事業のお金を持ってくる財源がなくなるので制度は破綻してしまいます。
個人的に無くしてしまった方が家計的には助かりますが・・・
まとめ
今回は互助会の掛金と給付金を紹介し、実際に得をするのかどうかを解説してきました
事実、かなり損をしてしまうのが現状のようです
公務員の場合は解約も難しいので会費として割り切っておきましょう
互助会について他の記事もありますので、ぜひ1度ご覧ください
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